カフェ開業年収はどれくらい?


カフェをオープンする人の中には、「脱サラをして念願のカフェ開業!」という方もいらっしゃると思います。
安定していたサラリーマンと比べると、少し気になるのがどれくらいの年収が期待できるかどうかですよね。

一般的には、サラリーマンの年収より低くなる可能性が

カフェを開くにあたって、年収は気になるところ。
最近は脱サラしてカフェを開業することもあり、前職の年収と比べてどれ位変わるのかは知っておきたいポイントですよね。

カフェの規模にもよりますが、一般的にはサラリーマン時代の年収より最初は低くなることを想定しておきましょう。
また、売り上げは客単価やカフェの席数にも大きく左右されます。

1日に20人程度の来店の場合

売り上げは席数、メニュー価格によって変わってきます。
例えば客単価1,000円、1日に20人来店したとします。
週に1日を定休日と設定して、月26日営業とした場合の売り上げを計算します。
1,000円(客単価)×20人(1日あたり)×26日(ひと月)=520,000円。
これが1ヶ月あたりの売り上げになります。
メニューの原価率は約30%がスタンダードのため、原価合計は約156,000円、売り上げから原価を引くと364,000円です。
その場合、年間の売り上げは4,368,000円。
ここから、店舗の家賃、光熱費等が必要になり、アルバイトを雇う場合はその経費も必要になってきます。

1日に30人程度の来店の場合

次に、先ほどの条件で1日に30人来店した場合です。
1,000円(客単価)×30人(1日あたり)×26日(ひと月)=780,000円。
これが1ヶ月あたりの売り上げになります。原価率30%を引いたとして、546,000円が利益となります。
年間にすると、6,552,000円ですが、そこから店舗の家賃、光熱費などの費用を引いた金額が年収になります。

1日の来店者数は立地や席数によっても変わってきます

カフェの売り上げは、年収はもちろんのこと、カフェの存続にも関係する重要なポイントです。
カフェを軌道に乗せるためには1日あたり、何人の来店がマスト条件なのかしっかりと考えるようにしましょう。