居抜きで飲食店を始める際の初期費用の相場

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飲食店開業「物件の選び方」飲食店を始めるためにお金が多くかかる場所は、どこだか分かりますか?
大きく分けると、不動産費用、内外装費用、設備費用です。実は不動産費用は、あまり節約しようがありませんが、内外装費用や、設備費用は、取得の仕方次第で、何とでもなるものです。

家具や設備が揃っている居抜きは実はとても予算的に助かる物件です。では、居抜きで飲食店を始めた場合、どのくらいの費用で済むのでしょうか。

居抜きで飲食店を始めると節約できる

居抜き物件とは、もともと飲食店として使っていた店をそのまま貸してもらえる物件のことです。ですので、厨房設備はもちろんお客さんが使う椅子やテーブル。食器類までそのまま使える物件もあります。一番お金のかかる電気、ガス、水道、空調などの配管工事をしないで済むので、かなり費用を抑えることができます。
自分が開業しようとしている店のコンセプトに近い居抜き物件なら、ほとんど手を加えることなく開業できるので、節約効果はさらに大きいでしょう。

居抜き物件で開業した場合の費用の相場

居抜き物件ではなく何もない状態から工事を始めて店を開業させた場合、どんなに小さな店でも500万円ぐらいはかかると言われています。店を開業する場所や、規模。こだわりによっても初期費用の相場は変わってきます。しかし居抜き物件であれば、お金のかかる内装工事費用を7割~8割抑えることができるので200万円~300万円ぐらいは、節約効果がありそうです。
ですので、実際は600万円ぐらいかかるはずの初期費用も、居抜き物件なら300万円~400万円に収めることができることもあります。

居抜き物件の落とし穴

居抜き物件を活用して開業費用を安くすることができたと気楽に構えていると痛い目を見ることがあります。
厨房設備などをきちんと確認せずに契約してしまうと、すぐに壊れてしまったり、実はリースしている設備だったという事例もあります。予想外の費用が発生しないよう、きちんと細かいところまで確認を重ねて契約をしましょう。

このように、居抜きで飲食店を始めると、条件にもよりますが200万円~300万円の節約効果があることが分かりました。これだけのお金があれば運転資金に回したり、他のことに活用できます。
借入額も少なくて済むので毎月の返済額の負担も減ります。飲食店開業を考えているなら、居抜き物件という選択も候補に入れてみる価値がありそうです。

ワンポイントアドバイス


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