飲食店開業に必要な運転資金の考え方
飲食店を開業するまでに、様々なお金がかかることは、みなさんご存知のことと思います。
しかし、開業後も、軌道に乗るまでは、お店の運転資金が必要になります。
それでは、飲食店開業後の運転資金とは、どれくらい準備しておいたら良いのでしょうか?
運転資金の考え方
飲食店の経営では、当然、様々な経費がかかりますが、それらの経費は、お店が軌道に乗るまでは、売り上げだけでは賄えないことが予想されます。
そこで、お店が軌道に乗るまでにかかる経費を、運転資金として開業時に用意しておくのです。
どのような費用があるかと言うと、それらは大きく固定費と変動費に分けて考えることができますので、それぞれどのような費用であるのか紹介していきます。
固定費とは?
固定費とは、売上高にかかわらず、毎月一定の金額がかかる経費のことです。
これには、家賃や借入金の返済、保険などがあります。
毎月、かかる金額は変わりませんので、運転資金を見積もるには、見積もりやすい費用となっています。
変動費とは?
変動費は、固定費に対して、売上高によって変動する経費のことです。
変動費には、仕入れやパート・アルバイトなどの人件費、水道光熱費、通信費、販促費、おしぼりや箸などの消耗品費など、様々なものがあります。
この中でも、特に、仕入れと人件費が大きな割合を占めます。
運転資金として準備しておきたい金額
運転資金として準備しておきたい金額は、これら固定費と変動費を合わせたものですが、一般的には、それを3ヶ月分程度準備しておくと良いと言われています。
しかし、どれくらいでお店が軌道に乗るかは、お店ごとに異なりますので、より万全を期するなら、半年分くらい用意しておくと安心なようです。
飲食店開業に必要な運転資金の考え方は、おわかりになられましたか?
飲食店の開業では、開業時だけでなく、お店が軌道に乗るまでも費用がかかりますので、運転資金も忘れず用意しておきましょう。