飲食店の開業のために入るべき保険とは

columnphoto018
飲食店開業「開業のためのノウハウ」飲食店を開業する際に、入るべき保険にはどのようなものがあるでしょうか。
保険とは何らかのリスクに対してそれを保障するためのものですから、まずはどんなリスクやトラブルが起こりうるかを考えることが必要です。

飲食店を開業した後に起こりうるトラブルについて

飲食店を開業した後に起こりうるリスクは様々なものがありますが、大きく分類すると以下の5つに分けられます。

1.財物損害リスク

火事や地震でお店の備品や店舗が損害を受けた、お店のお金が盗まれた、天災で店舗が水浸しになり被害を受けたなどがあげられます。

2.賠償責任リスク

食中毒が発生しお客様に賠償をしなければならなくなった、従業員の水でお客様の服やバックを汚してしまった、お客様がお店の備品を壊してしまった、などがあげられます。

3.休業損失リスク

火災が発生した、食中毒が発生した、仕入れ先が休業したなどの理由で、お店を一定期間休業する場合の収入の保証があげられます。

4.労働災害リスク

調理中に従業員が怪我ややけどをした、
デリバリー中に交通事故に遭ったなどがあげられます。

5.各種費用負担リスク

火災が発生し近くの店舗も類焼した、従業員の交通事故やクレーム等で弁護士を雇うことになった、火災が発生後仮店舗で営業するための店舗賃貸費用などがあげられます。

飲食店の形態によって起こりうるリスクとその重要性は異なってきます。
飲食店の開業のために入るべき保険を考える際は、まず自分のお店で起こりうるリスクを洗い出し、評価することが大切です。

飲食店開業のために入るべき保険は?

上手にあげた様々な問題についてはそれぞれ対応する保険は存在します。
例えば店舗の火事には火災保険、食中毒のお客様への保証には生産物賠償責任保険(PL保険)、お店の休業については店舗休業保険、お店の物品や金銭の盗難については盗難保険などがあります。
自分の飲食店に必要な保険を調べることもできますが、飲食店の場合に必要な保険は多岐に亘ります。

また複数の保険会社を見比べる必要があることを考えると、比較検討のしやすい保険代理店で自分の飲食店に必要な保険の相談をすると良いでしょう。
自分で自分の飲食店に必要な保険を探したい人は、事業用総合保険というものがあります。
これは店舗に必要な保険がまとまった総合型の保険です。
この保険の内容を確認して、さらに必要な保険があれば付け加えていくとよいでしょう。

様々なリスクに対して保険をかけていくと保険料が高額になりますが、これらの保険料は経費として計上できます。
また、個人事業主で飲食店を行う場合は、無限責任となりますので全て自分で責任を負う必要が出てきます。
これらを考え合わせると補償内容を充実させることを第一として保険を位置づけて、予算を組んで考えていくのもよいでしょう。

ワンポイントアドバイス


飲食店開業やカフェ開業でお困りのときはご相談を
開業までの疑問や相談をショップパートナーが個別のサポートで対応します
 
カフェこんなときはご相談を
    開業までの一通りの流れを教えてほしい
    会社を辞めるタイミングやオープンの計画が決められない
    お店のこだわりや特徴を決めたいけどピンとこない
    立地や、内装業者が決まらない・決められない


    マンツーマンなので、相談内容はなんでも自由、できるだけその場で解決・アドバイスします