カフェ開業時のインテリアの選び方
カフェ開業に必要なのは、お客さんに提供するメニューや食器を決めるだけではありません。
お店の雰囲気を左右するインテリアも売り上げに大きく影響します。ここでは、カフェ開業時のインテリアの選び方についてご紹介致します。
店のコンセプトを考える
まず絶対に欠かせないのは、お店のコンセプトをイメージし、固めることです。
カフェと一口に言っても、提供するコーヒーへのこだわりや、お店の規模、雰囲気で大きく変わってきます。
色々な種類のコーヒーを幅広く扱うお店もありますし、こだわりのコーヒーを厳選して提供する店もあります。
また、大手チェーン店ほどではないにしても、大きな店舗を構えてたくさんのお客さんを入れるお店もあれば、こじんまりとした店内でお客さんにゆったりくつろいでもらうことを目指すお店もあります。
まずはご自身の目指しているお店をイメージしてみましょう。
素材から見たインテリアの選び方
インテリアの素材はそのお店の雰囲気を決めると言っても過言ではありません。
家具の素材には主に、天然木材、メラミン化粧材、スチールがあり、それぞれに一長一短あります。
天然木材
カントリーかつアンティークな雰囲気を醸し出す一方、メンテナンスが非常に難しい。
水に弱いので、シミが付いたり、反りが出てケガをしてしまったりするので、注意が必要です。
メラミン化粧材
メラミン樹脂を素材の上に塗布成膜した素材で、木材に比べバリエーションが豊富かつ基本的にメンテナンスフリー。カジュアルかつナチュラルな雰囲気を持つ一方、天然の木材に比べると風合いが劣ります。天然の木材に近いもの程、高額になるので、予算を大きく左右することもあります。
スチール
モダンでシックな印象。木材よりも丈夫な一方、冷たい雰囲気を持つことに注意。
また素材だけでなく、不特定多数の人が使用するものですので、強度や寿命も考慮することが大切です。
以上を踏まえて、ご自身のコンセプトにあったインテリアをデザイン下さい。
椅子へのこだわりも重要
椅子は一度座ると特に意識の向かないものですので、意外に思われるかもしれませんが、椅子の選定も重要です。
お客さんの回転数をとにかく速くしたい場合には、浅めで硬い形状・素材の椅子が良いことが容易に想像できます。逆にお店でゆったりくつろいでもらいたい場合には深めでふかふかのソファーのほうがいいですよね。
ここでも、お店のコンセプトが重要ですね。
いかがでしたでしょうか。
家具ひとつとってもあらゆる観点がありますが、お店の目的やコンセプトを決定してから選ぶと楽しくお店をデザインできます。