飲食店を開業時のメニュー開発のポイントとは

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飲食店開業「開業のためのノウハウ」飲食店にとってメニューは一番重要な物になります。
全てのお客様が初めて来店することになる開業時は特に重要と言えるでしょう。
皆さんも初めていった店に魅力的なメニューがなければ、もう一度行きたいとは考えませんよね。
では飲食店を開業する際のメニュー開発はどのようなことを重要視すればよいのでしょう。

人間の味覚は保守的である

ほとんどの人は「食べたことのあるメニューを基本としている物」と、「全く未知の物を基本としている物」があった場合前者を選びます。

カレーを例にすると分かりやすいと思います。
「インド風カレーを使用」と「アメリカ風カレーを使用」という商品が並んでいれば、多くの人が、「インド風カレーを使用」している商品を選ぶでしょう。
このように保守的である人の味覚は、経験のある味を自然に選ぶのです。
メニュー開発の際にはこのことを頭に入れ、全てを珍しい物にするのではなく、馴染みのある味も取り入れることが必要になります。

看板メニューが必要

開業時により多くのお客様を引き付けるためにも看板メニューが必要になります。
では看板メニューを開発する際には何が必要なのでしょう。

まずは店の形態とのマッチングです。
和風の店なのに洋食が看板メニューだと違和感を覚えざるを得ません。
開業の際にどのような商品を売りたいのかということは考えていると思いますので、そういうことはないとは思いますが注意が必要です。
また、看板メニューは一番多く出てほしい商品だということも忘れてはいけません。
つまり、コストパフォーマンスを良くする必要があります。
看板メニューだから良く売れるが、売れれば売れるほど赤字になる。
このような状態になれば経営が成り立ちません。

これらを考えたうえで、お客様に訴えかけるメニュー開発をしましょう。
味が美味しいことはもちろんですが、ネーミングが重要です。産地や原材料の名前などを入れ、お客様に食べてみたいと思わせることが必要なのです。

看板メニュー以外には適度な手抜きを

当然ですが、看板メニュー以外にも数多くのメニューが必要です。ただ、看板メニュー以外のメニューは回転率が悪くなることが考えられます。
そのため、味を落とさないという絶対的な前提を守りながら、作り置きをして冷凍することや、冷凍食品などを活用するといったロスを出さない工夫が必要になります。

メニュー開発は飲食店の命です。

ただ、開業して自分の店を持つ以上、経営ということも考えなければなりません。
お客様を引き付ける看板メニューと、来店したお客様の選択欲を満足させるためのメニューは分けて考えましょう。
そうすることで息の長い店舗運営が出来るのです。

ワンポイントアドバイス


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