飲食店開業時の挨拶回りのポイントとは


飲食店開業「開業のためのノウハウ」飲食店に限らず、新規事業を始める場合挨拶回りが非常に大切になってきます。
店舗というのは基本的に待ちのスタイルにビジネスです。
近所のコンビニが暇だから、個人宅に営業に行くなんてないですよね。こんなチャンスでもなければこちらから、出向くことはできません。

それと、近所とのトラブルを避けたいというのはもちろんですが、近隣がどのようなお店なのかチェックするチャンスです。
飲食店を開業する際の挨拶回りはどのようにすればよいのかお話しします。

挨拶に行くタイミング

まずは、工事前
店舗の挨拶というと、開店の数日前というイメージを持つ方が多いと思いますが、実際は、工事前に手ぶらでもいいので挨拶に伺うと後のトラブルを避けることができます。対応によって、注意しなくてはいけない相手もわかります。
不在の場合は無理に会おうとはせず、不在用に「工事中ご迷惑をおかけします」とだけ伝える簡単な手紙をポストに投函しておく程度でよいと思います。
持参するもの
・不在用の手紙

開店の1週間くらい前~3日前
ちょっとしたチラシやショップカード、名刺など持っていくといいと思います。予算がかけられるのであれば、多いのがタオルや、1000円程度の菓子折りを持参される方が多いです。正直これは価値観や地域性もあるので、まわりの様子をうかがうといいと思います。
あとは、ご近所用の割引券を用意するという手もあります。
持参するもの
・タオル
・1000円程度の菓子折り
・チラシやショップカードの販促物
・割引券など

どこまで挨拶に行ったらいいの?

同じビル内は絶対行った方がいいです。
それと、隣通し接しているビルも同様の対応が望ましいと思います。
店長なり、オーナーが直接足を運びましょう。制服もしくは、ジャケットを着用するなど正装で行くと相手の対応が違います。

近所のビルやマンション
こちらは、挨拶というより宣伝的要素が強いと思います。
できれば、店長やオーナーが挨拶にまわるのが望ましいですが、アルバイトに対応してもらうのでもOKといえます。
なるべく多く回った方が良いでしょう。
タオルや菓子折りより、オープニング限定の割引券の方が良いと思います。ポイントは、オープン日に行ってみようかな~を思うかどうかです。
店舗の前でも前日と当日にチラシを配ると良いです。

飲食店開業時の挨拶回り注意すること

同業者はどうしたらいいのか?
同業者はライバルではありますが、だからといって挨拶に行かないということは、相手からしたら「喧嘩売ってる」と思われても仕方ありません。
下手に出る必要はありませんが、「新参者ですがよろしくお願いいたします」という感じで、堂々と行けば大丈夫です。意外と、相手は身構えてはいません。

テナントがマンション内で何百室もある場合はどうしたらいいのか?
都心の店舗の場合何百店もある場合が多いです。特に個人宅に回るは困難ですし、相手も1件1件くるとは思っていません。
近隣のビルやマンションの対応と同様でいいと思います。

挨拶に言ったら揉めた
よくあるのが、「これはうちと競合するから売らないでくれ」や「夜は何時までの営業にしてくれ」などのちょっと無理な要望です。
絶対やってはいけないこととして、その場でムリとハッキリさせないことです。相手も100%意見が通るとは思っていません。必ず、一度持ち帰って翌日できない旨を伝え、「できるだけ配慮する」くらいが、安全パイです。

こんなところまで挨拶にいくの?

交番
飲食業の場合、酔っ払いや無銭飲食のトラブルが無いとも限りません。挨拶だけでもしておくと、特別扱いは無いでしょうが何かあったときの安心もあります。
意外と近所の交番が常連さんになるということは多いです。

融資を受けた銀行
これを忘れる人が多いです。保証協会経由だとしても、銀行にはちゃんとご挨拶することは、今後においても重要です。月に1回くらいは情況報告で担当者に会いに行くくらいすると尚良いでしょう。

商工会や商店街など地域の集まりは、率先していきましょう。
近隣の会社や商店が集まるチャンスです。名刺やチラシはしっかり用意して行きましょう。

ワンポイントアドバイス


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開業までの疑問や相談をショップパートナーが個別のサポートで対応します
 
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