「将来、カフェ開業を考えているけれど、実際資金はどれくらいかかるの？」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。資金はあればあるほど良いことはわかるけれど、逆にどれくらいあれば開業できるのか気になるところですよね。そこで今回は、カフェ開業のための必要資金とその内訳についてご紹介いたします。

店舗の家賃

絶対に削ることのできない資金と言えば、店舗の家賃です。大体ひと月15万円前後の家賃がかかります。これは、どこで開業しようと必ずかかるものです。店舗を借りるのではなく、購入する場合は、家賃ではなく購入資金がかかります。

さらに、家賃だけでなく、借りるときの保証金や仲介手数料、敷金、前家賃などが必要です。
すべて合計して、家賃の1年分くらい用意しておくことになるので、200万円前後が必要になります。したがって、カフェ開業必要資金のほとんどを、店舗の家賃で使ってしまうことも珍しくありません。
ただし、田舎や地方での開業であれば、都市部と比べてこの経費を抑えることができます。

内外装費用

カフェとして成立するには、内装や外装工事を行って、それらしく店舗を構える必要があります。
人が住む家とは違うので、水道やガスを飲食店仕様にする必要があります。
また、お客さんが入りやすいように工夫するために、工事が必要な場合があります。全部1からやるとなると、1000万円かかることもあります。ただし、前に使っていた人が飲食店を経営していたというような場合は、それらが整っていることも多いので、かなり安く済むこともあります。

設備費用

カフェ開業にあたって、どうしても必要なものであるのは、様々な設備です。設備が無ければ、カフェとして機能することができません。
厨房機器やエスプレッソマシン、オーブン、冷蔵庫、製氷機、食器、椅子、テーブル、家具、インテリアなどです。すべてにこだわれば、かかる費用は際限がありません。そこで、はじめは安く抑えるために、リースを利用する方もいらっしゃいます。

運転資金

せっかく開業前に集めた資金を、家賃や設備、内装工事などで使い果たしてしまってはいけません。
なぜなら、開業してすぐに黒字経営をすることができるのは、ほとんど無いからです。

黒字経営をできるようになるまで、赤字部分を補てんしていかなければなりません。そのための運転資金として、大体1年分の資金を用意しておくと安心だと言われています。

カフェ開業するにあたって、必要な資金は500万円から1000万円であると言われています。どうしてもかかってしまうお金というものはありますが、上手に抑えるところは抑えるという手腕が、今後の経営にも関わってくるということは言えそうです。

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