カフェ開業のための場所・物件選びのコツ
いまやバリスタになるための専門学校などもあり、個人でカフェを開業することも難しくありません。
でも、せっかく開業するからには、自分の希望の詰まったカフェを実現したいし、お客さんにも喜んでもらいたいですよね。
そこで今回は、カフェ開業のための場所・物件選びのコツをご紹介いたします。
地域の選定
カフェを開業するには、どの地域に開業するのかが非常に重要となります。
開業地域次第で、客足が大幅に変わるからです。
開業地域として一番大切なのは、カフェがその土地に必要なのかどうか、ということです。
したがって、競合店のないところにカフェを開業すれば良いわけでもないですし、競合店のあるところに開業すれば良いわけでもありません。
その土地にはカフェが必要とされているのか、されていないのかまず事前にしっかりと調査を行う必要があります。
ポイントは、競合他店の混雑状況や時間の動向をよくチェックしてみてください。
物件の選定
どの地域に開業するか決めたら、物件を選ばなければなりません。物件を選ぶ際には、納得いくまでじっくり探すことが必要です。
なぜなら、より良い物件をどれだけ安く借りられるかが、今後の経営でもかなり重要な位置を占めることになるからです。
物件は契約をすれば、契約の条件や資金面などから見ても解約することは簡単には出来ない場合が多いでしょう。
そのことからもできるだけ妥協することなく、自分の条件に合った物件を選ぶようにしましょう。
消費者目線にたったポイント
物件を選ぶ際には、消費者目線にたったポイントと、経営者目線にたったポイントがあります。
消費者目線にたった抑えるべきポイントは、入りやすさにあります。間口が広いか、駐車場が入りやすいか、階段があるなら階段が急ではないか、等々です。消費者にとって入りやすく居心地の良い店ほど、リピーターを増やすことができます。
経営者目線にたったポイント
経営者目線にたったポイントは、使いやすさです。排水管や電気・ガス、インターネット、電話回線、トイレ、厨房内の作業導線、ホールの作業導線、収納スペース、ごみなどの管理場所、等々です。この使いやすさに対して、家賃は高めなのか低めなのかを考えるのもポイントです。
カフェも含めて、どんなお店を開業するのかに関わらず、コストと予想される売り上げを冷静に分析することが非常に大切です。どの物件を選ぶかで今後の経営状況も左右されるので、じっくり時間をかけてこだわりを持って選ぶことが重要であるといえます。
