カフェは飲食店の中でも開業しやすい業態の1つですが、無事開業できたとしてもすぐに閉店してしまうことが多いです。
閉店に追い込まれてしまう理由の1つに、店舗のコンセプトやターゲット層が立地に適していないことが挙げられます。
カフェを開業してからも順調に運営できるように、立地は適した場所でないといけません。
では、カフェの開業に最適な立地とはどのような場所になるのでしょうか。

カフェの開業と立地の関係性

実際にカフェを開業する際には、立地はものすごく重要なものになります。
「カフェの成功の70％は立地で決まる」と言われているほど、立地がカフェの成功のカギを握っています。

しかし、理想的な立地はそう簡単に見つかるものではありません。

家賃が安くて、居抜きなどという物件は市場に出る前に無くなってしまいます。
地元に強い不動産屋さんと仲良くなっておくと優良物件を紹介してくれる可能性が高いです。

テナントは住居用と違い基本的に空き物件はほとんどありません。
ある程度、日程には余裕をもって物件ありきで開業を決めるといいと思います。

カフェに適した立地とは？

立地にはそこにいる人の属性も重要なものになります。
カフェの開業を予定している土地周辺にいる人が、カフェのお客様になってくれるかどうかを判断しないといけません。

例えばお店の開業予定地周辺がビジネスマンの多いオフィス街の場合、カフェよりも仕事帰りに立ち寄れる居酒屋や、Wi-Fiの利用ができて打ち合わせも可能なチェーン店の方が来店してくれる可能性が高いと言えます。

カフェの場合は、基本的に長時間滞在を求める人がターゲット層となるため駅から少し離れた場所や、カップルや家族連れが訪れる（住んでいる）場所を開業地に選んだ方が良いでしょう。

最近ではコンセプトカフェが流行っています。
例えば、フクロウカフェや、猫カフェなど。簡単なものだとブックカフェなどちょっと変わったカフェにチャレンジしてみるのもおすすめです。
こたつがあるだけで、注目されたお店もあります。

カフェの立地を選ぶ際の注意点

駅前など人通りが多い好立地は坪単価が高くなるため、客数が稼げなければ資金面が大変厳しくなります。
また、人通りが多いからといって、必ずしもリピーター客になってくれるわけではありません。

他の飲食店やファーストフード店のような回転率を重視する業態では、人通りが多い立地の方が良いですが、カフェのような長時間滞在による客単価が重視される業態では、リピーター数を獲得できなくては運営することが難しいでしょう。

カフェ・飲食店問わずお店の立地を選ぶ際は、その業態の需要があるのか、お店のターゲット層やコンセプトと一致するのかを確認することが重要です。

このあたりも知っているといいと思います。
[ カフェ開業のための場所・物件選びのコツ ]
[ 居抜きで開業するメリットデメリット ]

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