移動販売型のカフェを開業するメリットデメリット
公園やイベント会場ではお洒落な車の移動販売型カフェをみかけます。
カフェを開業したい人の中には移動販売カフェで開業するか店舗型で開業するか悩む人もいるのではないでしょうか。
ここでは移動販売型のカフェを開業するメリットとデメリットについてご紹介します。
移動販売型のカフェを始めるには
移動販売型のカフェを始めるために準備するものや必要な資格にはどんなものがあるのでしょうか。
まずは必要なものとして販売車があります。
移動販売用の車はワゴンや軽自動車などを購入しそれをカフェ用に改造します。
移動販売車を用意するには車の購入費用だけでなく改造費用もかかります。
移動販売用で使用されていた車を中古で購入するとコストを抑えられるので専門の中古車業者に相談してみるのもよいでしょう。
移動販売型のカフェを開業するのに必要な資格は「食品衛生責任者資格」です。
もちろん自動車運転免許も必要です。
資格ではありませんが移動販売を行う場合、営業場所の営業許可を取る必要があります。
営業場所の管轄の保健所で許可をもらうことが多いですが、地域や移動販売の業種によって申請手続きが異なるので事前によく調べておきましょう。
店舗型と比較した移動販売型カフェのメリット
移動販売型のカフェの一番のメリットは初期費用が低く一人でも初めやすいところです。
テナントを借りて営業する費用と比べると、移動販売型のカフェはコストを抑えて始めることができます。
店舗型ではお店がお休みの日でもお客さんがいない日でも家賃等のコストが発生しますが、移動販売型ではお休みの日にはコストが発生しません。
そのため一人でも開業しやすいので副業や週末起業としても適しています。
移動販売カフェのメリットとしてはお店をそのまま移動できるので客足を見て場所を変えることができます。
移動販売を行ってみてこの場所ではあまりお客さんがこないと思えば違う場所に移動して反応を見ることができます。
また、イベントがある場合はイベント主と連携を取ってその近くで営業することも可能です。
場所が固定された店舗型のカフェでは自ら動くことができないため、店舗を構えた場所での勝負になります。
自由に動けて身軽に始められるのが移動販売型カフェの一番のメリットでしょう。
店舗型カフェと比較した移動販売のデメリット
移動販売型カフェの一番のデメリットは客足が天候に左右されやすいことです。
雨や雪の日に外出する人は少ないため、移動販売型カフェでは天気が悪くなると売り上げに直結します。
店舗型の場合は逆に雨風をしのぎたいお客さんがお店に来客することもあります。
どこでも営業できるメリットを持つ移動販売ですが、逆に言えば営業するのによい場所を見つけるのが困難です。
よい場所を見つけてもすでに他の移動販売店が押さえていたり、よい場所でも営業許可が下りなかったりします。
店舗型ではいつも営業できる場所を確保できるので一度営業を始めたら場所を探す心配がありません。
その他のデメリットとしては移動販売では車の中で調理するためスペースが狭く、提供できるメニューが限られてしまいます。
小さな規模で始められるのはメリットですが、いざ大きくビジネスを展開しようとしたとき移動販売では限界があるのも事実です。
一人でも始められコストが低い移動販売型カフェは起業希望者に人気があります。
とはいえ移動販売ならではのデメリットもあります。
移動販売型カフェのメリットとデメリットをよく知った上で自分に合ったカフェの開業スタイルを選びましょう。