飲食店開業時のレジの選び方
お店を営業していく上で、売上の管理は非常に大切なことになります。
お店の経営状態を分析する際や、税金の計算などに売上管理は重要で、それが出来ていないお店は長続きしないといってもいいでしょう。
売上管理をする時にはレジは非常に大きな助けになります。
一言にレジといっても様々な種類があります。
では、飲食店を開業する際にはどのようなレジを選べば良いのでしょうか?
レジにはどのような種類があるのか
レジには多くの種類があります。
細かく説明すると長くなるので、ここでは3種類に分けたいと思います。
まず「金額のみ打ち込むタイプ」です。
これはホームセンターなどにも売っている非常に簡単なタイプになります。
次に「ワンタッチキー搭載タイプ」です。
ボタンに商品名と金額を登録すれば、そのボタンを押すだけで計算してくれます。
このタイプを使用している飲食店が多いのではないでしょうか?
最後に「POSシステムなどの高性能タイプ」です。
客層を登録したり、データが自動的にサーバーに送られるなど非常に高性能なタイプになります。
コンビニなどのレジをイメージすれば分かりやすいかもしれません。
では飲食店に適したレジの種類は?
上で述べたように、飲食店に適しているのは「ワンタッチキー搭載タイプ」になります。
定番メニューや人気メニューをワンタッチキーに登録しておけば、金額の打ち間違えなどを防止するだけでなく時間の短縮にもつながります。
逆に高性能のタイプはよほど大きなチェーン店でない限りは必要無いでしょう。
店の売上規模によって変わる
飲食店には「ワンタッチキー搭載タイプ」が適していると書きましたが、その店の売上規模によっても変わります。
個人で経営していて、席数も少ないようなお店になると「金額のみ打ち込むタイプ」で十分になります。
逆に、その規模であれば伝票さえきっちり管理することでレジがなくてもいいくらいなのです。
ある程度のメニュー数があったり、レジを責任者でない従業員が打つこともあるような規模になると「ワンタッチキー搭載タイプ」にすることが望ましいでしょう。
このタイプを導入することで、時間短縮や打ち間違えによるお客様の不満というリスクも減らすことが出来ます。
複数店舗を一気に開業し、本部で新メニューの開発や売上分析などを行うような規模であれば「POSシステムなどの高性能タイプ」があると便利になります。
来店するお客様のデータなどを集めることでより適切な分析が出来るからです。
レジの導入はお店の経営の手助けになります。
ただ、高性能なレジになればなるほど金額が高くなりますので、自分の店の規模にはどのようなレジが必要なのかということをしっかりと考えて選択をすると良いでしょう。