カフェ開業における仕入れと原価の考え方
カフェ開業を考えたとき仕入てってどうしたらいいの?と疑問に思うことが多いようです。
業者が毎日持ってきてくれるのかな?それとも、買いに行くの?よくわかりません。
それと、カフェ経営を考える際にはメニューの価格と原価について理解しておきたいところです。
カフェ開業における仕入れの方法と原価についてまとめてみました。
カフェ開業時の仕入先-ドリンクの仕入
ピンク色のあの酒屋さんから仕入れる
ピンク色といっただけでだいたいわかると思いますが、いわゆるチェーンの酒屋さんです。主にアルコール飲料は、仕入れ先としては柔軟に対応してくれると思います。
メーカーから仕入れる
飲料メーカーやコーヒー専業メーカーから仕入れる方法です。
検索で「コーヒー仕入」などと調べるとたくさん出てきますので、電話すれば取り引き条件などおしえてくれます。場合によっては、陳列用の冷蔵庫やコーヒーメーカーを無償で提供(レンタル)してくれるケースもあります。
ネットで買う
仕入サイトや一般消費者向けのサイトでも意外と安く仕入れることができます。ただ、価格も変動しますし、納期など安定して仕入れる確証がありません。それに、ポイントやキャンペーンに気が持っていかれるのであまりおすすめとはいえません。
自分の足で買いに行く
近所のスーパー、業務スーパー、コストコなど仕入れに行く人は多いです。ただ、飲料は液体なので重労働です。
ここでしか手に入らないという商品でない限り配達で仕入れた方が無難です。
カフェ開業時の仕入先-食材の仕入
市場に買い付けにいく
方法としてはありますが、カフェでこれをやっている人はあまりいません。
食材のボリュームも多くなりますし、時間も取られます。
あまりスタートアップの方にはおすすめできません。
知り合いが、買い付けに行っているのであれば、譲ってもらうというのも一つの方法です。
食材卸しの会社から買う
注文するとダンボールで届けてくれます。早朝にお店の前にダンボールが積んであるのを見たことがあると思いますが、あれが食材卸しの会社です。
基本売掛になるので支払いが後払いになるので便利です。食材卸しと検索すると出てきますが、同業者の紹介の方が価格的にもスムーズな交渉ができると思います。
因みに、仕入れの量によりますが、びっくりする程安いということはありません。
自分の足で買いに行く
正直開店から半年くらいは、これがオススメです。自分の目でみて買った方がわかりやすいですし、いつも大量に買うものがハッキリしてきたら、それだけ卸しに移行していけばいいわですし、あまり最初から、業者任せの仕入は避けた方がいいかもしれません。
カフェ開業時の原価の考え方について
材料の仕入が決まるとメニューごとの原価を決めます。
原価とは、提供価格に対して、仕入れ価格の割合です。
原価率が低い程利益が出て、原価率が高い程利益が少なくなります。
それで、基本的な原価率はざっくりですが
「30%以内」が基本だと思ってください。
しかし、提供するメニューのよって材料費が違うので、メニュー全体でならして30%になるように設定すると良いでしょう。
客単価の30%が原価になればベターだといえます。
300円のコーヒーの原価率が30%だとすると、原価90円ということです。(300×0.3)
原価率は、フードのが高く、ドリンク類の方が低いのが一般的です。
フードメニューメインのお店の場合は、ドリンクと組み合わせたメニュー展開を意識するとよいと思います。
カフェは飲み物だけ提供する方がいいの?
理論上そういうことになりますが、実際ドリンクだけ提供するお店が人気があるかといえば、そんなことはありません。
カフェといえばちょっとした軽食やケーキを提供するイメージですし、サンドウィッチが人気が出れば自然とドリンクも提供することになります。
あまり原価率に意識しすぎないのもポイントです。
カフェ開業における仕入と原価率のまとめ
スタートアップ時の仕入は、あまり業者を頼らずまずは、自分で仕入れるようにするとよいです。
但し時間のかかる仕入や重い荷物の移動は、手間になるので、あまり考えない方がベターです。
原価は、30%を意識して全体のバランスが大事です。
ケーキやサンドウィッチなどが人気があるお店は人気がある傾向にあります。フードメニューもしっかり考えてから始めるとよいのではないでしょうか。
★こちらも参考になると思います
[ カフェ開業時に必要な厨房設備・厨房機器とは ]
[ カフェ開業に必要な備品リスト ]
[ カフェの開業は何から始めるべき?開業までの流れとは ]