自宅でカフェ開業するには保健所に届出が必要か
カフェを開業したいと思ったら、カフェを開業するための物件を確保しなければなりません。
しかし、自宅のスペースを活かしてカフェにリフォームできたら、コストを抑えることができそうですね。
自宅でカフェを開きたいという方は結構います。
自宅でカフェを開業する場合の様々な疑問をお話しします。
自宅でカフェを勝手に開業できる?
自宅でカフェを開こうと思っても、勝手に開業することはできません。
保健所に届け出を出して、許可を得る必要があります。
許可を得るには、通常の飲食店の開業と同様、食品衛生責任者などの資格や基準を満たす設備が必要となります。
保健所に必要な届出
自宅でカフェを開業する場合は、保健所に対して
飲食店営業許可の届出があります。
これも自宅以外に店舗を構える場合と同様の届出です。
営業許可申請書、設備の大要・配置図や食品衛生責任者の資格を証明するものや許可申請手数料、水質検査成績書など、一式の書類を添えて保健所に届出します。
自宅で飲食店営業許可を取るために必要な設備
必要な届出が済んでも、保健所の基準をクリアするには細かい規定があります。
まず問題となってくるのが、自宅で飲食店営業許可を取るためには、自宅とは別の調理場が必要になります。
ステンレスのバッチリ業務用っぽいものである必要はありませんが、最低限シンクが2つあることが条件となります。
腰から下の壁は水を吸い込まない素材にしなくてはいけない(ビニールクロスはダメ)など衛生的な基準があります。
他にも調理場と客席は区画したり、壁やパーテーション等で完全に区切る必要などがあります。
そうした設備に加えて、給湯設備、客席、お客さまが使えるトイレなど設備も必要となります。
これらは一般的な住宅ではあまりない設備のため、自宅でのカフェ開業のために、自宅の改装や工事が必要となる場合があることも念頭に入れておきましょう。
なお、どのような設備が必要であるかは、管轄の保健所で相談することができますので、まずは「こんなことをやろうと思っているんですけど・・・」レベルでも丁寧に説明してくださいます。
自宅でカフェを開業するには、このように、届出や許可が必要となります
保健所の検査のほかに、消防の検査などが必用になることがあります。
詳しくは、[ 飲食店開業に消防検査や保健所の検査は必要か ]で詳しく書いていますので見てください。
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