飲食店の開業支援にはどのような手段があるのか
飲食店の開業支援は大きく分けて、公的な開業支援と民間の開業支援の2つの手段があります。
では公的な支援と民間の支援では受けられる支援内容に大きな違いはあるのでしょうか?
どのようなものか具体的にみて行きましょう。
公的な飲食店開業支援について
公的な開業支援としては、国民生活金融公庫に代表される公的融資や、国や自治体からの助成金などの支援と、商工会議所のような各中小企業支援団体による相談業務等の支援があります。
国民生活金融公庫とは政府系の営利を目的としない金融機関です。様々な中小企業に融資を行っており、飲食店もその対象となります。開業資金の融資を受けたい場合は相談するとよいでしょう。
国や自治体が行っている開業支援としては、中小企業への助成金交付があります。
業種や状況に応じた様々な融資を行っているので、助成金の支援には条件がありますが、条件を満たせば返済不要で助成金を受け取ることができます。
助成金の種類は多数あり現在の状況に一番合った助成金をもらう事になるので、条件や手続き等をよく確認しましょう。
商工会議所は各都道府県の自治体にあります。
これから飲食店を開業する人に窓口相談を行ったり、専門家派遣等の支援を行っていたりします。
また、商工会議所が推薦を受けると有利な融資を受けられる制度もあるので、飲食店の開業を考えたときには商工会議所で情報を集めるのもよいでしょう。
民間の飲食店開業支援について
民間で飲食店の開業支援を行っているものとして、飲食店の開業支援専門のコンサルタントや支援会社があります。
これらの会社では飲食店の開業の時に必要な手続きやコンセプト作りやメニュー作り、集客のノウハウなど必要なことを順序だてて教えてくれます。
事業計画の立て方や資金調達の方法なども相談に乗ってくれるので、飲食店を開業したいけれども何から始めてよいかわからない場合は、このようなコンサルティング会社を利用すると良いでしょう。
現在では飲食店の開業支援コンサルティングを行っている会社は多数あります。
飲食店業務に詳しい税理士や行政書士さんが開業支援に携わっていたり、ビール会社主体でコンサルタント業務を行っていたりと様々な形態の会社があります。
コンサルティング会社の得意とするジャンルや過去の成功事例、コンサルタントの雰囲気およびサービス利用にかかる費用なども考えて開業支援会社を選ぶとよいでしょう。